那須温泉郷(なすおんせんきょう)は、栃木県那須郡にある那須岳の周辺に点在する温泉郷です。湯本温泉以外は小さな温泉で、広々とした那須岳斜面のあちこちに点在しているのが特徴です。アクセス方法は、郷内の温泉地により異なりますが、東北本線黒磯駅からバスの便があります。
那須温泉郷の湯本温泉は、九尾の狐伝説で有名な殺生石近くにある温泉街です。那須温泉郷で最も古く、唯一温泉街を形成しています。泉質は、硫化水素泉等です。那須温泉郷のシンボル的共同浴場『鹿の湯』があります。
大丸温泉は、那須ロープウェイ山麓駅の少し下に、数件の宿があります。小川をせき止めた露天風呂『川の湯』が有名です。明治時代の軍人乃木希典夫妻が良く訪れた宿があります。
弁天温泉は、大丸温泉と湯本温泉の間にある1軒宿です。湯量も豊富で雰囲気のある宿です。
北温泉の泉質は、単純泉・弱食塩泉・鉄泉です。湯量も豊富で、プールのように大きな露天風呂があります。余笹川の谷合深くひっそりと建っている一軒宿です。建物傍まで車では行くことができず、バス停から徒歩30分、県営の無料駐車場からも5分程深い谷と絶景を見ながら歩くことになります。木造3階建ての建物は江戸時代、明治時代、昭和の建物が渾然と一体となってとてもレトロな雰囲気を醸し出しています。
高雄温泉は、かつては廃業した旅館跡地に野湯が存在しました。現在は別経営者による旅館が営業しており野湯は消滅しています。
三斗小屋温泉は、ロープウェー山頂駅から茶臼山を越えた向こう側にあり、歩きでしかたどり着けない場所にあり、旅館が2軒あります。
板室温泉は、他の温泉と少し離れた那珂川沿いにある温泉で、那須塩原市にあります。昭和46年3月23日に国民保養温泉地に指定されています。
那須岳の斜面はツツジの名所です。特に湯本温泉から大丸温泉の間は、初夏には一面真っ赤に染まるほどに咲き誇り、すばらしいです。ツツジの群落の中に遊歩道があり、歩きながらゆっくり花を堪能できます。北温泉のから30分ほど旭岳側へ登った登山道沿いには白い花の咲くヤシオツツジの群落があります。ツツジと言えば普通樹高2〜3mの灌木ですが、ここのヤシオツツジは幹の直径10cm以上樹高5m以上の大木が主です。「これはツツジだよ」と教えられても一瞬信じられないほど大きく一度は見てみたいものですね。
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